エリート医師に結婚しろと迫られてます


「ね…森谷さん、
この流れで行くと、私は、あなたに、にらまれるようなことしただけで、あなたに好かれるようなことしてないと思うけど…」


彼は、深くため息をついた。


「僕は君にすごく腹を立ててたのに、気がついたら…君の事追いかけてシャッターを切ってた…どうしてだろうね」


「私に腹を立ててたんじゃないの?」


「ああ…本当に腹立たしいよ。ひどい扱いを受けて、怪我したのにパンジー以下だって言われて、無視された…」


「パンジーは、もう忘れましょうよ」



私達は鎌倉駅の横を通り過ぎて、若宮大路を海に向かってまっすぐ進む。


線路の下をくぐって進んでいた。



「麻結の叔父さんに、どうして麻結の写真ばかり撮るのかって聞かれて、気がついた。いつの間にか、君ばかり見てたこと」

辺りが少し陰になって、彼の表情まで見えなかった。
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