エリート医師に結婚しろと迫られてます
涼平さんは兄と同じ年で、こんな兄とでも長い間友人として、付き合いのある唯一の人だ。

本当に公平にものを考える人で、兄の暴言に傷ついた時も、
いつも気にして、大丈夫か?と声をかけてくれた。

本当に優しい人なのだ。
どうしよう。思い出しちゃった。

しばらく、実家帰ってないな。涼平さんにもしばらく会ってない。

涼平さん、どうしてるかな。メールしてみよう

私は、幼い頃の楽しい思い出に浸っていて、目の前で、
冷ややかに、私を見ている男性を忘れていた。


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