エリート医師に結婚しろと迫られてます


目的の駅で降りたら、森谷さんも、
改札を抜けて後からついてくる。
手で彼のこと押し止めようとした。

「森谷さん、こんな所まで…
もう、大丈夫ですから」


「浅倉さん言ってたけど、確かに、
この辺りは、住宅街で、夜は暗いね。さあ、行きましょう」
と森谷さんに微笑まれて、
私は、後ろから歩いてくる人の流れと一緒に押し出されてしまった。

森谷さんは、周囲を見ながら防犯面では、
不安があると、あれこれチェックしながらいう。

「あの…でも、本当にすぐですから…」


「すぐそこなら、ここまで来たんだ。もちろん歩くよ」
結局、10分ほど歩いて、
マンションに着いた。


「ありがとうございました」
私は、ここで結構です、
と言う意味を込めて、丁寧に頭を下げた。


「部屋は?何階」


「本当にここで、大丈夫ですから…」
もう一度丁寧に頭を下げる。


「この間、ニュースでやってたよね?
エレベータで、襲われたって…」

そう言って、
口実を作る送り魔もいますよ。
イケメンさん。

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