エリート医師に結婚しろと迫られてます
「すみません…今日は…もう、
疲れましたのて、これで失礼します」
自分の酒代を出そうと、
財布を探して、バッグの中をかき回した。
私がもたついている間に、
彼はさっさと清算をしていた。
森谷さんは、すでに用意を済ませ、
私の横に立って待っている。
「送って行きますよ…」
「大丈夫です。
まだ、電車、有りますから」
結構です。大丈夫です。って散々付け加えても、森谷さんは、家まで送ると言って
聞かなかった。
「そうは行きません。
浅倉さんと約束したから」
その一点張りで、譲らない。
何を方向転換したのか知らないけど、
森谷さんは、ずっと黙ったまま、
私と目を合わせることもしなかった。
う~ん。
理由が思いつかないよ。
送らなくていいって言ったし。
早く帰りたいとも言ったし、
また会いたいなんて、
誤解されるようなこと言ってないし。