エリート医師に結婚しろと迫られてます

真理絵は、それから何となく、私の側にいる。
なぜそうしてるのかは、イマイチよくわからない。


真理絵は美人だ。

幼い頃から、百メートル先まで
美少女だってわかるくらいに。

おまけに性格だって、素直でいい子だ。

そのころもきれいだけど、
大人になった今は、表面的に表れてるだけでなく、内面的な美しさも表面に表われてるじゃないかな。

ただ、そういう子と一緒にいるのは難しい。特に異性関係では。


そりゃそうだ。友達ですって、
真理絵を紹介すれば、
みんな真理絵を好きになる。


真理絵の意思と関係なく。
彼女は水銀灯のように、アホでも、
出っ歯でも。チビでも何でもひきつける。

真理絵が、
半径50m内より近くにいて、
平穏な日々を送るのは難しい。




「真理絵が悪いんじゃないから、気にするなって。
だって、あんただって選ぶ権利があると思うけど。
磁石みたいに引き付けてしまうのは、
真理のせいじゃないから」


出っ歯が私の目の前で、真理に告白したとき
私は、真理にそういった。


「私は、麻結がいればいい。麻結大好き!」


そんな真理絵に、引き付けられないでいられるのは
たった一人。涼平さんくらいだ。



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