エリート医師に結婚しろと迫られてます

鎌倉の駅の近く、駅から見てちょうど後側にある御成町に
私の実家兼、診療所がある。

鎌倉の町は花の季節になると、
溢れるほどの人で混雑する。

ここは、八幡様に向かう道には、
少々外れているから、時々迷い込んでうろつく人はいるけれど、
普段は、それほど気にならない。


散歩をするなら、八幡さまでもいいし、
海に向かって歩いてもよいのだけれど、
この時間だと、まだ涼平さんが散歩して海岸にいるかもしれない。


「私は、海の方に行きますけど…
森谷さんは?」

「ご一緒します。せっかくですから」

やっぱり…そうだよね。
まったく、お兄ちゃんたら余計なことを。


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