From..
「わしからはたった一言だけじゃ、また向こうで会ったらたくさん話してくれるかのう…?」

「……うん…当たり前だよ!おじいちゃん!でも当分…先のことになっちゃうよ…?」

「なぁに…首を長くして待っとけぃ!」

「…おじいちゃん…」

「ワシからはこれだけじゃ。後は翔に託すわい」

紫音の両親、おじいちゃん、百合菜ちゃん、雅也、渡、美紀、静香、令志、桜花。

俺以外は皆別れの言葉を贈っていた。

「なぁ……紫音」

「なぁに…翔…?」
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