告白よりも、ときめきを
「有難う…、明璃。気持ちは凄く嬉しいよ?」
「優…」
話し終わった優は私を見つめた。
そしてゆっくり…首を傾げるようにして下から私の唇を塞いだ。
…ぁ…胸が苦しい、キュッとなる。…あの時と同じ。…変わらない。凄く情熱を感じる口づけ…。
優の想い…、私を好きだと言ってる。
そんな気持ちが伝わってくる。…熱い。
あっ…角度を変え、深く探られ…絡められた…、ん、時折ゆっくり食む…。こんなの…。
ドキドキ、ドキドキ止まらない、優…。ドキドキがどんどん加速してるよ?…。
顔を包み込む優の手、温かくて…大きい…。
…ん、…唇を離し、おでこに口づけられた。
しっかりと、また抱きしめてくれた。
「はぁ…明璃?ドキドキするだろ?…俺も、明璃とこうしてると凄くドキドキしてるんだ。…堪らなくドキドキする。
勿体ないだろ?…まだ。
この先、二人でするいろんな事にドキドキはまだまだ待ってるんだ。だから…。
勿体ないだろ?先を急ぐのは」
「…うん。…優?」
「ん?」
「好き…好き、優」
「ああ…はぁ、俺もだ。好きだよ明璃」