HE IS A PET.
「怜? 食べちゃいたいくらい可愛いでしょ」
「うん、可愛い。けど、食べたいのはソーセージ」
「怜の? いーわよ、食べても」
「違う、ドイツの本場のソーセージ」
「食べたいわよねえ。熟成された硬くて美味しいの」
アズミンが言うと、エロくしか聞こえない。
「で、怜は元気してるの?」
「淋しそうだよ。アズミンと離れて」
「そう。じゃあ淋しくないように、咲希が可愛がってあげて」
「可愛がってあげてって、簡単に言われてもさ。どうしていいのか分かんないよ。私、あの子ちょっと苦手」
「どーしてぇ? 素直で従順ないい子でしょ」
「それが扱いづらいんだって。私の顔色うかがってオドオド、ビクビクしてるし。かと思えば甘えてくるような感じもあるしさあ、どうしていいのか分かんなくて、疲れる……ごめん、アズミン。心配しないでって言わなきゃいけないのに」
いつもの調子で文句を言っても、アズミンは旅行中だ。
せっかくのいい旅、夢気分を害してしまったんじゃないかと反省する私の耳に、アズミンの慈悲深い声が響いた。
「大丈夫よー、咲希。怜が扱いづらいのはね、咲希が怜のことをペットだと思ってないからよ。怜はペットなの。ヨシヨシ可愛いね、お利口ね、好きよって、猫可愛がりしてあげて。あの子、病的に淋しがり屋だから、可愛がって、安心させたげて。そうしてくれたら、あたしも安心」
「うん、可愛い。けど、食べたいのはソーセージ」
「怜の? いーわよ、食べても」
「違う、ドイツの本場のソーセージ」
「食べたいわよねえ。熟成された硬くて美味しいの」
アズミンが言うと、エロくしか聞こえない。
「で、怜は元気してるの?」
「淋しそうだよ。アズミンと離れて」
「そう。じゃあ淋しくないように、咲希が可愛がってあげて」
「可愛がってあげてって、簡単に言われてもさ。どうしていいのか分かんないよ。私、あの子ちょっと苦手」
「どーしてぇ? 素直で従順ないい子でしょ」
「それが扱いづらいんだって。私の顔色うかがってオドオド、ビクビクしてるし。かと思えば甘えてくるような感じもあるしさあ、どうしていいのか分かんなくて、疲れる……ごめん、アズミン。心配しないでって言わなきゃいけないのに」
いつもの調子で文句を言っても、アズミンは旅行中だ。
せっかくのいい旅、夢気分を害してしまったんじゃないかと反省する私の耳に、アズミンの慈悲深い声が響いた。
「大丈夫よー、咲希。怜が扱いづらいのはね、咲希が怜のことをペットだと思ってないからよ。怜はペットなの。ヨシヨシ可愛いね、お利口ね、好きよって、猫可愛がりしてあげて。あの子、病的に淋しがり屋だから、可愛がって、安心させたげて。そうしてくれたら、あたしも安心」