プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「そんなムチャな......。
気合いで打てたら、中学三年間補欠やってませんよ」

「中学では三年間補欠だったかもしんねーけど、今のお前はレギュラーだ。しかも決勝戦だぞ?
自信もってバットふってこい。
精一杯やって打てなかったら、誰も文句言わねぇよ」

「......は、はいっ!」


今はレギュラーっていっても、実力じゃなくて人数ギリギリだからレギュラーになっただけなんだけど。

だけどそんな敦士のムチャクチャな理屈にも、なぜか三樹くんは気合いが入ったみたいだ。


「ゼッテー俺まで回せよ。
......甲子園行くぞっ!」

「おおー!」


敦士はみんなの顔を見た後にもう一度同じことを言うと、短く気合いを入れる。

それが終わると、ヘルメットとバットを持ってバッターボックスに向かった三樹くん以外は、それぞれベンチに戻っていった。

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