プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
秀もあたしの視線の先の一輝くんを見つめると、一度視線を落としてから、ゆっくりと顔をあげる。


「ふーん......、それもそうだね」


てっきり何か言い返してくるかと予想してたのに、意外なことにあっさりと認める秀。

めずらしいこともあるのね、と驚いていると、次の瞬間には、やつはまたいつものつかめない笑みを浮かべていた。


「やっぱり俺、一輝くん嫌いだな」

「はぁ?なんでそうなんの?」


なんでこの流れでそうなるのか。

その後も、散々プレーのダメ出しを食らいながらも、8一1、七回コールドで、星が丘は無事初戦突破を果たした。
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