プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
練習後、部室。


「敦士先輩もやっぱり野球好いとったとですね。
野球部に入ってくれてありがとうございます」

「好きじゃねえ。
甲子園目指すっつうわりには一輝があまりにもふがいねぇから、ほっとけなくなったんだよ」

「はい!ありがとうございます!
みんなを引っ張っていってやってください、キャプテン!」


そんなやりとりをしながら、坊主頭を勢いよく下げる一輝くんに、敦士もまんざらでもなさそうな顔をしている。

まだ野球好きじゃないって意地はってるけど、アンタが野球大好きなことはバレバレだから。

それにしても一輝くん、意外とその気にさせるのが上手。


「それで、どうするよ?
まだ部員足りなくね?」


練習が終わったからかさっきの熱血モードから、いつものチャラい感じに戻った敦士は、何気なく部室にはってあるポスターを見た。
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