プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
もう他の部員は帰り、あたしたち三人だけになった部室。
敦士はそのポスターをとって、マジックペンで何やら書き足す。
「こういうのはどうよ?」
ニッと白い歯を見せて、親指を立ててきた敦士からポスターを受けとる。
みんなで楽しく野球しませんか?と書かれたポスターには、
今ならプリティーでとっても可愛いマネージャーと一日デート権付き!
お持ち帰りできるかどうかは君の腕次第!
と付け足されていた。
「アンタねぇ......、こんなんで部員くるわけないでしょ」
「分かってるって、もちろん冗談、」
あの熱血モードが嘘みたいに、いつものチャラモードに戻ったATSUSHIにはあきれてしまう。
敦士が最後まで言葉を言い切る前に、あたしが持っていたポスターをのぞきこんでいた一輝くんがそれを奪い取ると、ぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てた。
「敦士先輩、何考えとうとですか!
いくらキャプテンでも、こがんことは許せんばい!」
「は?いやいや、だから冗談だっつの。
何でそんな怒ってんの?」
デート権をプレゼントとされた張本人のあたしは軽く流してんのに、なぜか真剣に怒り出した一輝くんに、思わず敦士と顔を見合わせてしまった。
敦士はそのポスターをとって、マジックペンで何やら書き足す。
「こういうのはどうよ?」
ニッと白い歯を見せて、親指を立ててきた敦士からポスターを受けとる。
みんなで楽しく野球しませんか?と書かれたポスターには、
今ならプリティーでとっても可愛いマネージャーと一日デート権付き!
お持ち帰りできるかどうかは君の腕次第!
と付け足されていた。
「アンタねぇ......、こんなんで部員くるわけないでしょ」
「分かってるって、もちろん冗談、」
あの熱血モードが嘘みたいに、いつものチャラモードに戻ったATSUSHIにはあきれてしまう。
敦士が最後まで言葉を言い切る前に、あたしが持っていたポスターをのぞきこんでいた一輝くんがそれを奪い取ると、ぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てた。
「敦士先輩、何考えとうとですか!
いくらキャプテンでも、こがんことは許せんばい!」
「は?いやいや、だから冗談だっつの。
何でそんな怒ってんの?」
デート権をプレゼントとされた張本人のあたしは軽く流してんのに、なぜか真剣に怒り出した一輝くんに、思わず敦士と顔を見合わせてしまった。