絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
「どうなってもいいや……」


あたしはポツリと呟いた。


ここまで来たんだから生き残りたい。


そんな思いと、もうどうでもいいという正反対の気持ちが入り混じっている。


ぼんやりと窓の外を見ていると、不意に誰が勝つか写真投票をしたあの部屋の様子が脳裏に浮かんできた。


今まで考えないよう、考えないようにしてきた引っ掛かりが、鮮明に浮かんでくる。


目を閉じて見てもそれは変わらず、あたしはもう一度深呼吸をしたのだった。
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