ダントツ!!16番人気の翔馬くん
『おいっ!!如月っ…』


遠くから聴こえてくる先生の声を無視し、あたしは廊下を駆け抜けた。


そして翔馬くんの喜ぶ顔を思い浮かべながら思わず笑みを零した。


翔馬くん…


待っててね。


ニンジン多めの野菜スティック…必ず食べさせてあげるからっ!!


たかが野菜…
されど野菜…


美味しい美味しい野菜目指して、あたしは全力で走りますっ!!




つづく。

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