シュールな関係
「では女子社員からサプライ始めま~す! 

一之瀬さんは前へ来てください」

特別にセッティングされた席には真っ赤な丸いバーチェアーが用意される。


そこに俺は足を組み、ワイングラスを片手に座る。





森山が何か箱を持ってきてみんなに説明をし始めた。


「この箱の中には今日お集まりの女子社員の名前が書いてま~す 


一之瀬さんが引きあてたラッキーあなたは10分間、誰にも邪魔されずに二人の時間がが与えられ

ま~す!」

黄色い歓声が響き、悲鳴にも近い歓喜な声が飛びだし、盛り上がりが増す。

「キャー 恥ずかしいわ!!」

「一之瀬さん、わたしを引いてぇ!」

「対象は女子だけ? 俺も混ぜて欲しい!」佐藤の声もその中に飛んで笑いが出る。


何だそれ? 10分のフリータイムって?


これがサプライズならコンパより程度低くないか?




「そしてそのお相手は

一之瀬さんのお願いを何でも聞くので何なりと申し付けて下さいね!」


誰だ・・・こんなつまらないのを考えた奴は!?

お前じゃないだろうな?


森山を不可解に見るが司会に一杯一杯で俺の視線すらき気付きもしない


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