シュールな関係
シーツから少し顔を出し「もちろん食べれますよ 普通に」

ボソッと答え、またモグラのように潜る。


潜りながらも、二人が笑い声を殺しているのが分かる。

あ~ わたしって本当に美味しいものに弱いわ。


この素直で自己主張するお腹か憎い!!






「点滴ももう直ぐに終わりですね

私が用意して参ります

では神崎様、失礼いたします」


「俺も会社に連絡入れて、直ぐ戻るから

奈緒、もう少しおとなしく寝とくんだぞ」



シーツの上からポンポンと叩かれると

一之瀬さんとドクター山本が部屋を後にした。




二人の足跡が消え去るとモソモソとベッドから顔を出す。


一之瀬さんは会社に連絡って言ってたけど

んん?

「・・・・・・・・・」



今日は何曜日…って、もしかして今日は金曜!?


ええっ 今 何時よ!?


キョロキョロと部屋を見わたし壁にかかる時計を見て叫ぶ



「エッ~~!!

もう10時過ぎてるじゃない」


会社に連絡しなくっちゃ!!

えっ~と 携帯…携帯


でも…一之瀬さんと秘書の山本さんがいるから大丈夫…なのかな?


とりあえず重役並みの二人がいるんだから大丈夫よね?



それに晴人!!

晴人にも連絡をしないと心配しているわ!!



ベッド横に置いてる鞄から携帯を出す。

携帯が光ってる色は着信メールだ。

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