シュールな関係
「さあ どうだろな?

雅兄が思ってる以上に俺ら 仲いいんだぜ?

なっ 奈緒 」

ニヒルな笑いで一之瀬さんを見る。


「何言ってるの?

全然仲良くないわよ

勘違いもはなはだしいわね」

フンとして答える。

全く…いちいち私にフラないでほしい


横では一磨が「奈緒ちゃんキツイね~」って笑いだす。


「嫌なことはささっと済ましてくるわ」

心底嫌そうな顔をする一之瀬さんを見送る。




「じゃ今から奈緒は

俺の同伴の相手…ということで


とりあえず 
シャンパンでも飲むとするか?」


「うん」


正直、緊張で喉がカラカラだから嬉しい。


大和が慣れた手つきでウエイターを呼ぶ


輝くような赤褐色の泡

フルーティで…野苺の香りが

あるシャンパンを手渡される。


そしてそれを3人で乾杯をして口に含む

「うわっ

キレ~で美味しい!!」




山本が一之瀬さんの傍に行き

耳元に手をあててこっそりと…囁く


「雅也さま

奈緒さまを…大和さまにお任せするのは…

私はどうかと思いますが…


お二人は少し親密そうにお見受けいたします

大和さまも、一磨さまも注目されるお方です


特に大和様は奈緒様にかなりご執着されて

いる気がいたします…


それに色々とゲストの方の目もございますので」


周囲を冷静沈着に見ながら山本が監視を続ける。
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