シュールな関係

「人は…怒ると…本当に身体が震えますのね…



雅也様 なんたるご侮辱を…

ひ、酷すぎますわ!」


目を赤くした瑠璃は心底…怒りが込み上げてるのだろう



ドレスを握りしめた拳が白くなり…身体が全身に

震えている。




「雅也さま次第でどうなるか


わたくし…

大声を…出しますわよ」


コイツもバカな女だ。

色気仕掛けが失敗なら今度は脅迫仕掛けに変更か?


こんなことをすれば

俺をどうにか出来るとでも思っているのか?


追い込まれた女は最悪だな。



付き合うのも鬱陶しいな、と頭を前髪を掻き上げて

瑠璃を追い込むように迫力のある目で睨みあげる。




「勝手にしろ


俺はお前みたいに薄っぺらく生きてないからな 

お前も所詮、自分の父親の様に傲慢で浅はかな女だな



ほらっ

さっさと叫んでみろよ



お前か、俺か、どっちが恥かくか試してみるか?」


「いいですわ 叫びますわよ」

今まで見せたこともない冷酷な口調で答える


「一つだけ言っておくな

そこの上に防犯カメラ付いてるから。

最近のは精巧に音声付きだ」

いい証拠になるよなぁ、指さしながら嫌味な視線を向けると

瑠璃は…何も言い返えせす事も出来ず俯き出す



「瑠璃、いい加減にしろよ


出来ねぇことを大袈裟にいうんじゃねぇ


胸だけ成長してさっ

おまえのオツムの方がかなり


弱すぎじゃねーか?



悪いが金輪際

俺には関わらないでくれ」



俺は感情も見せず淡々と語ると

外されたボタンをかけ直し…

緩めたネクタイをきっちりと締め直す。



「わたくし…許しませんから!

このまま、泣き寝入りだけは

いたしませんから



ごめんあそばせ」



俺を押しのけ…


目を赤くした瑠璃が

唇をかみしめながら去っていく




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