シュールな関係
「奈緒 無視するな
足痛いだろ?
バッグも忘れてるし困るだろ?」
バックを車から見えるように
ほら、欲しいだろと言わんばかりの顔で声をかける
「バッグだけ、もらえる?
――――――タクシー拾うし」
視線は相変わらず逸らしながら
そっけなく話す。
大和は気軽に話せて凄く楽しい
でも所詮向こう側の人だ
さっきのお嬢様が頬を染めながら
大和との未来を嬉していたのを想い出すと
胸が掴まれるように痛い。
こんな気分はもう十分
だから、もう関わるべきじゃない。
「車に乗らないならバッグの
配達料として20万請求するぞ!!」
大和の何気ない言い方でも
今のわたしには胸に刺さる。
今度は『連れて帰る』、『逃げられる』の
賭けの対象になってるんじゃないか、
ヒガミ的な考えが頭を回る。
「タクシー拾うから
いいって言ってるでしょ?
車になんか絶対に乗らないから!
バッグの配達料なら月賦払いで支払うわよ!
だから返してよ!」
「はぁ? バカか?
俺な…一括払いしか許さない
それも今すぐ払え!!
無理ならスグに車に乗れ!」
クウーっ////
ムカつく/////////!!