私は君の優しさが嫌いでした。
馴れた手つきで病室のドアを開ける。

「ごめん!!遅くなった!!」
「大丈夫だよ。どうせ、突っ走ってきたんでし
ょ。」

彼は私の事ならなんでもお見通しだ。
そう言いながらも、いつも笑って出迎えてくれる。

私は彼の笑顔が大好きだ。
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