私は君の優しさが嫌いでした。
「きれいだね。」
「うん。」

「あのさ、ずっと病室にいる時、この時間帯が一番病室がきれいに見えるんだ。夕日の金色が部屋いっぱいに広がって輝いてみえるんだ。」
「そうだね。私もこの時間帯が好きかも。何より一緒にいれるし。」

そう言いながら私は彼にもたれかかる。
「ありがとな(笑)」
彼は私にキスをしてきた。それに私も答える。

コンコン

ドアのノック音がして、私達は慌てて離れる。
「検温です。」
「はい分かりました。」
「あ、じゃあ私帰るね。」
「うん。ありがとな。また明日。気をつけて」
「うん。じゃあね。」
手を振りながらドアを閉める。

その後、一つ息をはいた。
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