鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「瀬田君最近来ないから、寂しかったのよ~?
おばさんが作ってみたケーキ、食べてってね?
お店にだそうか悩んでるの。
正直な感想、聞かせてね?」

お代は結構だから、と、あたしと瀬田の前に、チーズケーキが置かれる。
あたしにはアイスコーヒーとミルクとシロップ、瀬田にはホットコーヒーが出された。

チーズケーキを一口頬張る。
甘すぎなくてしっとりした食感が堪らない。

「美味しいね、さすがお母さん!
前のとちょっと違うけど、これもいいなぁ」
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