鬼系上司は甘えたがり。
 
私は主任のオモチャじゃありません!

飼い犬が主人の手を噛むことがあるように、私だって主任に盾突くこともあります!

がるるる……。


「ほう、だったら薪で試してやろうか? 俺がどんな彼氏か。男日照りなお前には、どんな彼氏だろうと有難い話には違いないだろう?」


が、どういうわけか主任のハートに火がつく。


「ぜひ遠慮させてください!あと、今は仕事を頑張っているところなんです!モテないみたいな言い方しないでください、失礼ですぞ」

「いや、十中八九モテないね。それに、嫌よ嫌よも好きのうちって言うし、どうせ本気で迷惑だと思ってるわけでもないんだろう? 仕事で一緒に組むんだ、プライベートも一緒に過ごしたって、俺は別にどうってことない」

「何言ってんですか主任!!」


慌ててお断りするも、ニタリと笑う主任によって、あれよあれよという間につき合う方向で話が纏められていく危機感と恐怖心で、私の心臓は今にもその役目を終えてしまいそうなほどのショックからしばらく立ち直れそうにない。

鎮火ー!誰か主任のハートに水かけてー!

なんでそうなるの!? 恐い、主任が恐い……。



 
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