歪んだ愛情【更新中】



「でさ、って美海聞いてる?」


携帯のイルミネーションが気になって美海は上の空だった。


「あ、ごめん。何だっけ?」

「どうした?なんかあった?」


優しい目で見る千歳に申し訳なく首を振り、目の前にあったアイスティーを口の中に含んだ。


「美海?」

「大丈夫。何でもないよ。ごめんね!」


不思議そうに千歳は美海を見つめ、美海は下を見続けた。




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