ターゲット
軽く、杏珠達を見ると吉野さんの周りを囲んでいた。
それに、翔太君はまだ帰ってないようだ。
…まったく、何があったんだ。
3時間目が始まっても、給食になっても戻らなかった翔太君を不思議に思った担任の大本がまた、探してこい。と頼まれ…
昼休みに至る。
紗英は、吹奏楽の昼練。
…一人で探すなんて。
隣のクラスに行き、翔太君の彼女の元へ行く。
もう、髪は乾き少しパサついていた。
机に座って、ボケている彼女さんに「ねぇ。」と話しかけると、「へ!?」と驚かれた。
「あっ、えと…」
咄嗟に私は口ごもった。
「あれ…、あ。助けてくれた…人?
私よく見えなかったら…わかんないけど。」
「…私ともう一人、いて…助けてないよ。」
「ううん、助けてくれた。ありがとうございます…。」
「………あの、翔太君知らない?」
「え、翔太…?」
「まだ帰ってない…から、探してこいって言われて。」
「………………。」