三回目のデート
「映見ぃ~。あんたの彼氏はね、超人気者の超イケメンなんだよ!?もっとグイグイいきなさいよっ!もたもたしてたら、先輩が横からかっさらわれるし!
親戚のおじさんも言ってたよ!
『恋は慎重に!愛は大胆に!』って!」
「……何。その教訓的な……」
やけに耳に残る。妙に納得しちゃいそうな名言。
「とにかく、ちょっと練習しよ」
「練習?」
「後藤先輩の名前って、確か『崇(たかし)』……だよね?」
「うん……」
果奈は咳払いをすると、上目遣いをしてぶりっコをしだした。
え?……何が始まるの?
私は黙って果奈を見つめた。