三回目のデート


「前にハル君が話してくれたの。可愛いコからすごい好かれてて、卒業式の時に告白されたって」

「マジかよ、こんなコをフッたの?もったいねーな」

「……何、それ……」


 すごく好かれててって……それ、なんかやだ。私のことを、そんなふうに話していたの?

 指摘されたら、すごく居心地が悪くなった。


「俺の優しいところが好きだったんだってよ♪な、須藤」

「そっ……それは……」


 やめてよ。昔の事なのに、みんなの前でさらし者みたいにしないでっ。

 ひけらかすように話す春樹君に、ますます嫌悪感を抱いた。


「春樹のどこが優しいんだよ。あのさ、コイツ、ヒドイんだよ」

「え?……」


 さらにもう一人の男のコが、春樹君の肩を組みながら言ってきた。

< 211 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop