ゴールデン☆キャット
そろそろお昼にしようとみんなで移動した。


蒼と琴ちゃんもいつも通りラブラブで、急にダブルデートしてる感じがして恥ずかしくなった。


それに……。



「みのり〜」



そう言って顔を近づけるとパシャリと写真を撮る尊。


今日何度目か分からない。


嬉しいけど恥ずかしい。


それに意外だった。



「写真嫌いじゃないの?」

「なんで?」

「なんでって……普段撮らないじゃん」

「普段撮るタイミングなくね? それによく考えたらみのりとの写真ねーし、増やさねー? ヤダ?」

「や、やじゃない! いっぱいいる!」

「あははっ、だろ?」



付き合ってなかったらこんな尊を知らないままだった。


恋人同士ってやっぱり特別な関係なんだと思う。


嫌な事たくさん考えちゃう時もあるけど、こういう時一気に幸せな気持ちになる。


庭園が有名なカフェに着くと、何やら賑やかだった。



「撮影っぽくない!?」



興奮した琴ちゃんは蒼の手をぐいぐい引っ張って行ってしまった。


きっと2人が結婚したらかかあ天下なんじゃないかな……。





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