嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚37


今は昔平安のころ、年老いた源氏、雲隠うんいんは
従者惟光とともにこの地に移り住みます。老いたる源氏は
毎日法華経を唱え方便品も寿量品も諳そらんじています。
目はもうほとんど見えません。
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