~Lion Kiss~
言いたくないわりには、ドストレートだ。

「理由は言わないんだよね」

「けど、なにかあったんでしょーね。來也とあんたのキスが原因?どっかから見てたの?!悪いけど不気味だわあ!」

その時、ラインの音がした。

……治人さんからだった。

《今、どこ?》

私は素早く返事を返した。

『会社の同僚の柚希のマンションで飲んでます』

私は首をかしげた。

柚希が眉をひそめる。

「どうした?」

私はビールを一口飲んで柚希をみた。

「朝、ちゃんと言ってきたんだけどな。柚希と彼女の家で飲むからって」
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