~Lion Kiss~
「治人さん、話を聞いて!」

「マヒルだろ、これはどうみても。言い訳なんか出来ないだろ、こんな写真」

「確かにこれは私だけど、来也に頼まれて……來也が少し側に居てくれるだけで5万円払うっていうから私、」

「五万円でキスさせたんだ?」

「ち、違っ」

「この、売女!!」

治人さんが叫んだ。

「お前もそこいらの女と同じだ!僕なんかちっとも見ていない!見てるのは有川物産の金だけだ!」

「……確かに、10分側にいて五万円って言葉に承諾したけど、こんな状況だったなんて知らなかった!キスだって、來也が勝手に」

治人さんは、叩き付けるようにダイニングテーブルに両手をついた。
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