~Lion Kiss~
來也が急に眼を開けると、驚いたように叫んだ。

「なんだよ、ビックリさせんな!」

「だって、」

お互いに見つめ合っていたけど、先に來也がクスリと笑った。

「スゲー顔だな、お前」

私は恥ずかしくて両手で眼を隠した。

「……冷やしたい。保冷剤ある?」

來也は身を起こすと、私の背中に腕を回して引き寄せた。

「うわ、なに!」

床に正座していた私をいとも簡単に抱き上げて、彼は私もろともソファにひっくり返った。

密着した身体が温かい。

「な、や、離して」
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