~Lion Kiss~
ダメだ、瞼の腫れが辛い。

私はコメカミを押さえながらよろよろとベッドから出た。

リビングのソファから、長い脚が飛び出している。

「俺はソファで寝る」

そーいや、そう言ってたな。

けど、明らかにはみ出している。

私は床に正座すると、來也の綺麗な寝顔を見つめた。

……本当に綺麗だ。

男らしい眉と清潔そうな唇。

瞳は閉じられていたが、美しい目元だと分かる。

「うわっ!」

「きゃあっ」
< 120 / 444 >

この作品をシェア

pagetop