~Lion Kiss~
「いっ!!」

私は來也に頭突きを食らわせて、怯んだ彼の腕から抜け出した。

それから來也を睨み付ける。

「來也なんか、嫌い」

私がそう言と、來也は一瞬真顔になって私を見つめた。

ツンと横を向くと、來也が笑った。

それから起き上がると、彼は冷蔵庫を開けてガラガラと音をたてた。

「保冷剤はないけど」

そう言って、氷を入れたビニール袋を私に手渡す。

「これで冷やしてろ」

「…………」

コクンと頷く私を見て、來也は私の頭にポンと手を置いた。
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