~Lion Kiss~
『マヒルはお酒が強いから、僕、頑張って練習したんだよ。いつか君のお気に入りのショットバーに二人で出掛けたくて』

治人さん……。

急に治人さんが私を睨み付けた。

『売女』

……!!

「マヒル」

「治人さんっ」

目の前の来也を見て、私は自分が夢を見ていたのを知った。

冷や汗が全身から噴き出す不快感。

來也が驚いた顔で私を見ている。

「あ……ごめ……夢、見て」

そこまでしか言えなかった。

急に來也が抱き締めてきたから。
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