~Lion Kiss~
「菜穂さん、ありがとうございます」

菜穂さんはパソコンから私に視線を移すと、じっとこちらを見つめた。

「早くマヒルが立ち直って、肉食全開で新しい男をゲットする話、聞きたいだけ!
バーで男引っ掛けて、その気にするだけして逃げた話とかね!」

來也との話だ。

あの後すぐに治人さんとの交際が始まったから、そういう話もストップしていた。

私は、あはははと笑った。

「出来るだけ早く肉食系に戻るように頑張ります!」
 
「私が男にフラれて化石みたいになったら、仕事手伝ってね」

私はしっかりと頷いた。

菜穂さんは素敵だからフラれてたりなんかしないと思うけど、菜穂さんに何かあったときは、出来る限りの手助けをしようと誓いながら。
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