~Lion Kiss~
「私が落書きしてもしなくても世界に一つしかないんだから、消せばいーじゃん」

「はあ?!」

「大体さぁ、イイ身体で顔もよくてさぞかしモテるのか知らないけど、罰が当たったとは考えない訳?!
簡単に女連れ込んでヤっちゃおうとか思うからヤる前に逃げられちゃったりテーブルに落書きされちゃったりするのよ、ハハン、イイ気味っ!」

多分、多少酔ってたとは思う。

來也は更に怒り、チッと舌打ちした。

「お前こそよくもまあ簡単に知らねぇ男についていくよな。尻軽女の典型だぜ。
しかも聞いてりゃ有川物産のお坊っちゃまが彼氏だと?」

げっ、どこまで聞いてたんだ、こいつは!

「あ、あのあとすぐに知り合ったのっ!あの時は彼氏なんていませんでしたーっ」

私の焦りを敏感に察知したのか、來也はニヤリと笑った。
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