~Lion Kiss~
來也は泣きながら捲し立てる私を見て狼狽えた。

「マ、マヒル」

「もうとっくに來也が好きだよ!」

「……マジで?」

「気付かないなんて來也のがバカなんじゃ、……っ!、んっ……」

來也のキスが私の言葉を奪ったから、私は少しでも思いを伝えたくて彼にしがみついた。

何度も何度も角度を変えて私に口付ける來也が情熱的で、甘い目眩がした。

「マヒル、マヒル」

堰を切ったような來也の声と甘い息に、次第に身体が熱くなる。

私は彼の首に両腕を絡めた。

「來也、來也」

來也が顔を離して私の瞳を見つめた。
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