~Lion Kiss~
「思いきって聞くか、口に出さずに信じてるか、二つにひとつだよ」

賑やかなカフェの中を見渡しながら私は思った。

この店内にも、私のような悩みを持つ人がいるんだろうか。

一人でランチしている人、友人知人とランチを楽しんでいる人、素敵な笑顔の店員さん達。

誰もが幸せそうに見えて、私はひとつため息をこぼした。

******

「週末、デートしようぜ」

私の気も知らず、來也は夕食を食べながら私を見つめた。

「デート?どんな?」

來也はニヤリと笑った。

「それはベッドに入ってから二人で決める」
< 238 / 444 >

この作品をシェア

pagetop