~Lion Kiss~
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急いで來也のマンションに帰った私は、靴を脱ぐとすぐにスーツケースを置かせて貰った物置部屋のドアを開けた。

パチンと電気をつけると、中はあの時のままで、特別に変だと思うところなどなかった。

なんなの?

この部屋に入ってよく見たら、何が分かるの?

私は本棚を見つめた。

本棚には相変わらず20冊ほどの本が収めてある。

……何の本?

……ビジネス書だ。

帝王学の分厚い本もある。

……え……?

漸くそこで、私は眉を寄せた。
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