~Lion Kiss~
「ごめんなさいね、征也ったら來也に似て強引で」

……來也じゃなくて、あんたに似たんでしょーがっ。

「お呼びしたのは私なの」

ほらやっぱり!親が強引だから息子も……。

思わず突っ込みを入れたかったが、そんな雰囲気でもなく、私は黙って彼女を見つめた。

「お呼びだてしてしまってごめんなさいね。私、來也の母で相澤理沙子です。
藤吉マヒルさんよね?
……実は……來也の事でお話があるの」

私は静かに深呼吸をすると、真正面から彼女を見つめた。

「……なんでしょうか」

私は、後ろで青アザがどーのこーのとブツクサ怒っている來也の弟を無視して口を開いた。

「來也さんとはその……もう連絡を取っておりません」
< 345 / 444 >

この作品をシェア

pagetop