~Lion Kiss~
名刺交換はしたけど、私は開発部じゃないし、こうして名前を呼ばれるなど予想してなかったから。
けど、驚いているのは私だけじゃなかった。
そっと隣を見ると、社長も『ん?』てな表情でチラリと私を見た。
けれどそれはほんの一瞬で、社長は直ぐに少し大きめの声でこう言った。
「藤吉、悪い!送ってやれなくなった!奥さんに用事を頼まれてたのをすっかり忘れていた!」
……は?
もう十時過ぎてますよ?てか、パーティーと分かっていて花音さんが、社長に用事なんか頼むわけないじゃん。
彼女は物凄く良く気が付く、素敵な女性なのだ。
旦那がパーティーと言えど仕事で遅くなるとわかってて用事なんか頼むような人じゃない。
けど、驚いているのは私だけじゃなかった。
そっと隣を見ると、社長も『ん?』てな表情でチラリと私を見た。
けれどそれはほんの一瞬で、社長は直ぐに少し大きめの声でこう言った。
「藤吉、悪い!送ってやれなくなった!奥さんに用事を頼まれてたのをすっかり忘れていた!」
……は?
もう十時過ぎてますよ?てか、パーティーと分かっていて花音さんが、社長に用事なんか頼むわけないじゃん。
彼女は物凄く良く気が付く、素敵な女性なのだ。
旦那がパーティーと言えど仕事で遅くなるとわかってて用事なんか頼むような人じゃない。