~Lion Kiss~
凄く癒される。

「ほーらまたニヤケてる!」

「あっ!」

ダメだ、早く治人さんに会いたい。

*******

「ただいま」

「治人さんっ」

午後九時。

私は急いで玄関に向かうと、出張から帰ってきたばかりの治人さんに飛び込んだ。

開いていた彼の両腕が、私を抱き止める。

「マヒル、ただいま。会いたかったよ」

私は身を起こして治人さんを見上げた。

彼の優しい、黒い瞳を見ると安心する。

「うん、私も!治人さんに会いたかった」
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