~Lion Kiss~
「アルバイトする暇ないし、そもそもそんなの禁止なの」

「一度限り、しかもほんの10分で5万出してもいい」

なんですって?

5万!?10分で5万円!?

それって、もしかして。

私はキッと來也を睨んだ。

「あんた、ヤバイ奴なんでしょ!私を変なオッサンとかに斡旋して、性的サービスとか……」

やだ、汚らわしい!だから、あんな一等地のタワーマンションなんかに住めるのね!

こんなシックなビジネススーツなんぞ着やがって、猫っ被りが!いや、ライオンが!

私が運転手さんに停めてと言おうと口を開きかけた時、來也が私の口を大きな手で塞いだ。
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