~Lion Kiss~
「やめて!」
治人さんは動き続けた。
苦痛に歪んだ顔が徐々に上気し、恍惚の表情へと変わる。
再び私は目眩がした。
なんでこんな事になったのか。
今日は治人さんの誕生日で、私達は一緒に食事に出掛ける筈だった。
それなのに、彼は飲めないお酒を飲んで深夜に帰り、私を……。
泣けてきた。
訳がわからない。
分かってるのは。
私の眼から涙が浮き上がり、頬を伝った。
「治人さん、お誕生日おめでとう」
私の上で治人さんはピタリと動きを止めて眼を見開いた。
憎しみなのか怒りなのか分からない光を宿した瞳が、やがて迷うように揺れた。
それから一瞬ギュッと眼を閉じ、頭を左右に振ると、治人さんはユラリと身を起こして私から出ていった。
治人さんは動き続けた。
苦痛に歪んだ顔が徐々に上気し、恍惚の表情へと変わる。
再び私は目眩がした。
なんでこんな事になったのか。
今日は治人さんの誕生日で、私達は一緒に食事に出掛ける筈だった。
それなのに、彼は飲めないお酒を飲んで深夜に帰り、私を……。
泣けてきた。
訳がわからない。
分かってるのは。
私の眼から涙が浮き上がり、頬を伝った。
「治人さん、お誕生日おめでとう」
私の上で治人さんはピタリと動きを止めて眼を見開いた。
憎しみなのか怒りなのか分からない光を宿した瞳が、やがて迷うように揺れた。
それから一瞬ギュッと眼を閉じ、頭を左右に振ると、治人さんはユラリと身を起こして私から出ていった。