切れた・・絆

•••呼び出し


帰りの車の中で
佳希に、親父との話しを報告して
明日な。
と、送った。

すると、メールが‥‥
‥‥‥‥未来ちゃん‥‥から‥で‥‥

『グランドホテル、508号室に来て。』
と、きた。

まだ・・続ぎが‥‥‥
『来ないと、お姉ちゃんに
これを送るよ』
と、写メが‥‥‥‥
それは、俺と未来ちゃんが、
裸で抱きあっている写真だった。

俺は、頭が真っ白になり
グランドホテルに行き、
508号室をノックすると、
ドアが開いて
未来ちゃんが、満面の笑みで
俺に抱きついてきた。

「心君、お帰り!!」

俺は、未来ちゃんを引き離し
「未来ちゃん、どういうこと?」
「えっ、なにが?」
「あんな、写真?」
「ああ、あれね。
心君にそんなことしてないとか····
言われたらいけないから
保存しておいたの。
さあ、心君、私を抱いて。」
「できないよ、俺は、佳希と
結婚するんだよ。」
「ええ、いいの?
じゃ、心君に犯されたって
お姉ちゃんに言うよ。」
と、言われて仕方なく抱く。

今日は、安全日だから
避妊はしなくていい!」
と、言われて‥‥‥

情けないことに
男としての俺は、
欲を吐き出していた。

帰りに、未来ちゃんは、
「あっ、身内で式を挙げるんでしょ?
それは、いいけど。
入籍は、ダメだよ。
入籍したら、警察とお姉ちゃんに
訴えるから。
わかった?
心君は、私の物なの。」
と、言い捨てると
未来ちゃんは帰っていった。


俺は、あっけにとられ
途方にくれる

この時、両親に相談していたら‥‥

俺の人生は、かわっていたのだろうか‥‥
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