切れた・・絆

•••ウェディングドレス選び


佳希と心は、美男、美女同士だから
どこにいても、目立つ
お店の人達からも、ちやほやされて
未来は、そんな二人を見て、
イライラしていた。

佳希は、何をきても、似合っていたが
心と二人で、選んだ真っ白な
ウェディングドレスは、姉の為に
作ったと言っていいほど
似合っていた。

お姉ちゃんが試着している間に
「未来もきたいな、
今度、連れていってね、
お姉ちゃんに内緒で!!」
と、心の耳元で囁いた。

心は、無視してが‥‥

すると、メールがきて
写メだ、また・・・
違う未来と自分の写真だった。

呆然と見ていると
佳希が、
「お仕事かなんかの連絡?」と。
「ああ、ごめん。
  綺麗だよ、佳希、世界一だよ。」
「じゃ、心、これにするね。」
「うん、そうしよう。」
そのドレスをお願いして
式場を後にしようとしたら
「今日は、両家で
卒業の御祝いするんだよね。」
と、未来。
「そうなみたい。
朝、お母さんがそう言ってた。
    心、このまま行く?」
「このまま、行こうか?
佳希も着替えたから
大丈夫?」
「うん、私は、大丈夫だよ。
未来は、どうするの?」
「私は、お邪魔だから、行かない。
これから、用事あるから。
じゃ、またね、心君。」
と、言って、未来は去って行った。

「変な子、何しにきたのかしら。」
「佳希に興味が出たのかな?」
「ないよ。未来は、私を嫌ってるから。
たった、一人の妹なのに。
私が、いけないのかな?
よく、わからないの。
あぁ、やめよう、暗くなるね
さあ、行こうか
両親達を待たせてもいけないから。」

「そうだね。」
と、言ってその場を離れた。
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