切れた・・絆

•••隠し事はしない


式が終わり
そのまま心のマンションへ。

事前に二人とも
引っ越しは、終わらせていたから。

この新居で
「不束ものですが、
     宜しくお願いします。」
と、佳希が言うと。

「改めた、ご挨拶ありがとうございます。
こちらこそ、末長くお願いします。」
と、返されて
二人で、笑った。

「心、何でも話してね。
隠し事しない、夫婦でありたい。」
と、ずっと思っていたから、
あえて、ぶつけてみた。

すると、
「そうだね。
何でも話すようにしようね。」
って、返されただけだった。

やはり、話してはくれないか。
仕方ないと様子をみる事にした。

心は、佳希を優しく抱き
医者として勤務になれるまでと
佳希とは、きちんと避妊をしていた。

心は、
「よしのっ‥‥ああっ・・よしの、」
と、何ども名前を呼びながら
よしのを朝まで抱き潰した。

佳希は、ぐったりして、
深く眠ってしまった。




心は、佳希の寝顔を見つめ
不安で堪らずに
佳希を抱き潰してしまった事を
後悔しながら
佳希を抱き締めて
眠りについた。
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