白と黒のコーヒータイム
「私が名村の彼女か…。」

あれだけ褒めて高嶺の華だといい続けた相手が自分のものになるなんて。

「すっごい贅沢。」

これに尽きる。

「なんだそれ。」

頭上で名村が笑ったが、国見はおかまいなく彼の胸にすり寄った。

そうか、分かった。

自分はずっと心のどこかで名村を慕っていたのだ。

それが少し形を変えると親友となり、恋人ともなる。

なんて曖昧でスリルのある関係だろう。

「男らしかったよ、名村。」

「だろ?すっげー頑張ったもん。」

おそらく顔を赤くしているであろう姿は見ないであげよう。

どうか今度こそは上手くいきますように。

国見の高みへは、きっと名村が手をとってくれる筈だと期待して目を閉じた。



*****白と黒のコーヒータイム
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